01 JAN
長寿
火 282 旧:九月一日
アマミノコ♀の画像です。なんの変哲もない♀の画像に見えますが,この二匹には特別理由があります。実はどちらも2016年の初夏に羽化した個体です。そして一年置いて2017年シーズンに♂とペアリングした結果,それぞれ48匹,39匹の産卵を経験しています(実際にはシーズン以降晩秋〜も何個かの産卵を続けています)。オオクワガタの♀ではありませんから,それだけ産卵したら符節等もぼろぼろになり★になるのがノコギリクワガタ♀の通常だと思うのですが,現時点(2018年元旦)も元気です。ちなみにペアリングに使った♂(それぞれ77ミリと73ミリ)は九月(2017)にさっさと,というか普通に他界しています。
向かって左の♀(43.3)はさすがに符節二本が失われていますが,右の♀(40.0)はなんといまだに全ての符節が完備です。そして二匹とも今日もしっかりゼリーを摂取しています。いつまで生存してくれるのか,記録として見届けたいと思いますし,もしも可能であるならば,今春の産卵も期待してしまいます。
さらに楽しみはこの♀達の産んだ次世代です。現在は20度管理の温室内でまだほとんど三齢幼虫していますが,長寿な,というか異常に長生きな親の血を引き継ぎ,元気で大きな系統形成してもらいたいと思います。