中之島産特有の強い湾曲の顎,しかしこの形状はもうノコギリクワガタの域を超えている。あえて喩えるとしたらシカクワガタの顎,それくらいに三次元立体的な造形。こんな形を作り出す中之島のポテンシャルには驚くしかない。この♂とペアリングした♀より27匹程幼虫が採れている。
管理NO.1840
細いが美しくカーブする顎を持った個体。この♂とペアリング〜産卵した♀は二匹だったが,どちらも爆産した。それぞれ38匹と47匹の幼虫を回収でき,次世代に繋がった。どのような型の顎が出現するのか,非常に楽しみである。
管理NO.1850
71mm F1(NO.1840)からの累代個体。菌糸瓶交換の失敗で兄弟共々小型に羽化してしまっているが,顎の鋭さとカーブの形状は親譲りで美しいものがある。2018初夏に羽化し(温度管理が悪く)直ぐに活動が始まった。ブリードした結果,インライン♀との間に140,アウトライン♀との間に94の次世代が穫れている。
管理NO.1840_N2